協働のためのアサーション・トレーニングとは
AssertionTraining
日本の文化に必要な対人コミュニケーションと人間関係改善のために1982年に開発、実施してきた自他尊重のコミュニケーションであるアサーションは、40年ほどの歴史を経て、今や、個人と個人のやり取りだけでなく、家族、人々の集まり、組織、コミュニティなど共通の目的や課題を持つ集団内と集団間のコミュケーションにも活用されるようになりました。そこでは、リーダーシップや仲間づくりなど、メンバーの役割に応じたアサーションも必要になり、アサーションは、自己表現ができない人の支援法というだけではなく、人々が共に生きるために必須の考え方とスキルになっています。
アサーションの考え方は、医療・福祉・教育・司法・産業などのあらゆる分野で、専門職の治療やケア、教育や訓育、そして組織運営や開発に広く取り入れら、専門職に必要なスキルにもなりつつあります。
2019.6平木典子
協働のためのアサーション・トレーニングとは
アサーション〈自己表現〉トレーニングとは、自分も相手も大切にした自己表現をするにはどうしたらよいかを考え、身につけていくトレーニングです。個人のためのアサーション・トレーニングが、ものの見方など個人の心理プロセスを土台とした自己表現であるとすれば、組織で働く人のためのアサーションは「関係性の中での自分」に焦点を当てたアサーション・トレーニングです。
また、自分が自分らしく生きられるように変化したことで新たな関係や組織が変化し、それにより組織の風土や文化がより良い状態に変化し続けていくことを目指しています
協働のためのアサーション・トレーニングの目的は、
-
組織や日常生活における「自他尊重の自己表現」の習得や見直し
-
「自分らしい生き方」を模索するきっかけ作り
-
組織や日常生活における良好な人間関係の構築
さらに
-
組織のもつ風土や文化が働く人にとってより良い状態に変化すること
おすすめしたい方
-
組織の中での自己表現に苦労されている方
-
組織や日常生活のおけるコミュニケーションやかかわり方を改善したい方
-
自分らしい生き方・働き方を模索している方
-
組織の風土や文化をよりよい状態に改善していきたいと考えておられる方