
日本アサーション協会
ご挨拶
ご 挨 拶
日本アサーション協会活動について (平木典子)
本協会については、ホームページで紹介しておりますように、2018年に協会代表平木典子と運営委員で設立し、今日まで活動してきました。その主な活動は以下のとおりです。
1.CAAT(Collaborative Approach in Assertion Training=協働のためのアサーション・トレーニング)の実施
2.CAATファシリテーター養成入門講座
3.CAATファシリテーター養成スキル・トレーニング
4.CAATファシリテーター養成のためのCAATのオブザーブ訓練
5.CAATファシリテーター養成のためのコ・ファシリテーター訓練
6.DESC法研修
7.協働のためのグループ・アプローチ研修
CAATは、人々が小集団や組織で働くために、アサーションの視点からコミュニケーションを洗練・実践するための訓練です。
とりわけ、「自他尊重の自己表現」を意味するアサーションは、私たちが小集団や組織の目的や課題を達成し、同時に、そのプロセスで人間関係を育成していくうえで、不可欠の視点です。日本アサーション協会は、その理念を実践するための考え方と方法を追求し、訓練を継続してまいりました。
グローバルな規模でコミュニケーションの変化と多様性が展開されている21世紀は、とりわけ、身近な小集団や組織で協働(co-labor)する仲間が、アサーションを身に着け、相互理解を深め、各自が自分らしさを発揮し、関係の質を高めることで、「協働」を実現していくことが求められていくでしょう。
日本アサーション協会のミッション(長期的な組織目標)は以下のとおりです。
1.日常生活の場で人々の自他尊重の自己表現の考え方と方法を伝え、同時に、それが「協働=コラボレーション」する生き方の基本として浸透していくこと
2.性別・年齢・地位・役割を問わず、互いの尊厳(人権)を大切にすることで:
・男女の自立と対等な参加・参画に基づく男女共同参画社会の実現を図り、働く女性だけでなく男性の家庭や職場での活躍を支援すること
・社会での多様な働き方(個性・機能や役割の取り方)を支援することで、職場での多様性を生かした「協働」を実現すること
3.考え方や方法だけでなく、小集団や組織の中で「協働」が実践されること
4.アサーションを活用した「協働トレーニング」を体験学習することで、一人ひとりが成長し、組織や社会の発展に貢献すること加えて、本協会は、上記のミッションを実現するために、「協働のためのアサーション・トレーニング」を実施する人材育成(ファシリテーター養成訓練と認定)も行っています。上記のプログラムの詳細につきましては、ホームページに詳しく紹介しておりますので、ご覧ください。
なお、平木典子は、2024年3月31日をもちまして代表を退任し、4月1日より隅谷理子が代表に就任いたしました。 平木 典子

今後の日本アサーション協会活動について (隅谷 理子)
日本アサーション協会の代表を務めさせていただきます隅谷理子(すみたにみちこ)と申します。前代表の平木典子より理念を承継し、一般社団法人日本アサーション協会(2024年7月設立予定)として今後の活動を進めてまいります。
皆さんが関心を寄せられているアサーション・トレーニングは、家族や職場、社会とのかかわりにおけるあらゆる場面で人間関係を考えるうえで活用できるものであり、人と人との関係、個人と組織の関係に取り組む皆さんにとって、大きな拠り所になるものであると、私は信じています。アサーション・トレーニングが単なる個人の人間関係のスキル・トレーニングにとどまるのではなく、日本アサーション協会では、組織・コミュニティの中で生きていく人間同士が、集団の中でいかに自分らしく、あなたらしく生きていくのかを考えることを探求していきます。つまり、共にはたらき、共に生きる上で必要な土台を創るのが、「協働のためのアサーション」です。
これから日本アサーション協会は、私が代表を務めさせていただきますが、協会のすべての活動は、協働のためのアサーションに関心を寄せてくださる皆さんとともに創っていくものと考えております。その協働の姿勢をもちつづけ、創造的な活動につなげていくことが、アサーション・トレーニングに対する協会としての誠意であり、志です。
隅谷 理子
2024年5月吉日